(道化〜雑踏〜雪)
☆ 苛立ちを 笑みに変えたり お笑いの ノリの軽さに 余計苛立ち
○ 薄笑う 仮面の影の 刃かな 皮一枚に 隠す虚しさ
☆ 笑い顔 不気味に見せる 生真面目さ 笑いをとるも 必死の顔で
○ 世渡りと いう名の心の 留め金を 何処かに置いて 笑えぬものか
☆ どうせなら 笑顔で渡ろう 交差点 すれ違いざま 人は驚き
○ 交差点、 人のざわめき 排気音 ふと立ち止まり 叫んでもみたし
☆ 一時の 幻さえも 足早に 点滅するは 信号機だに
○ 足早に 走り過ぎたる 交差路に 落としたるかな 歩くゆとりを
☆ 黙々と 見知らぬ背中 歩くみち われ人込みに 紛れてしまひ
○ 黙々と 過ぎ去る背中に かき消さる 風の空耳 心の叫び
☆ たゆまなく 過ぎ行く人の 姿追い 巨大な箱へ 消え行きたり
○ 黙々と うなだれ歩く 人の背を 箱は静かに 飲み込み吐き出す
☆ 無機質に たゆまん人の 流れ踏み 輝くネオン 闇を彩り
○ 虹色に 輝く光 ネオン灯 欲望という 闇の渦巻く
☆ 掃き溜めと 飾りの濃さよ 街の色 夜の闇さえ 人を巻き込み
○ 色つきの 欲望さえも 埋めるかも 寒き冬の日 白き闇夜は
☆ とめどなく 降る雪さえも 消え逝く日 泥にまみれて 細波の寄す
○ 地に降りた 白き天使の 輝きも 泥にまみれる 人の世の常
このページの短歌一覧 ☆ 苛立ちを笑みに変えたりお笑いのノリの軽さに余計苛立ち ☆ ○ 薄笑う仮面の影の刃かな 皮一枚に隠す虚しさ ○ ☆ 笑い顔不気味に見せる生真面目さ 笑いをとるも必死の顔で ☆ ○ 世渡りという名の心の留め金を 何処かに置いて笑えぬものか ○ ☆ どうせなら笑顔で渡ろう交差点すれ違いざま人は驚き ☆ ○ 交差点、人のざわめき排気音 ふと立ち止まり叫んでもみたし ○ ☆ 一時の幻さえも足早に点滅するは信号機だに ☆ ○ 足早に走り過ぎたる交差路に 落としたるかな歩くゆとりを ○ ☆ 黙々と見知らぬ背中歩くみちわれ人込みに紛れてしまひ ☆ ○ 黙々と過ぎ去る背中にかき消さる 風の空耳心の叫び ○ ☆ たゆまなく過ぎ行く人の姿追い巨大な箱へ消え行きたり ☆ ○ 黙々とうなだれ歩く人の背を箱は静かに飲み込み吐き出す ○ ☆ 無機質にたゆまん人の流れ踏み輝くネオン闇を彩り ☆ ○ 虹色に輝く光ネオン灯 欲望という闇の渦巻く ○ ☆ 掃き溜めと飾りの濃さよ街の色夜の闇さえ人を巻き込み ☆ ○ 色つきの欲望さえも埋めるかも 寒き冬の日白き闇夜は ○ ☆ とめどなく降る雪さえも消え逝く日泥にまみれて細波の寄す ☆ ○ 地に降りた白き天使の輝きも 泥にまみれる人の世の常 ○ IE 5.0動作確認(NSは不明)JavaScript使用 copyright masaping 2002 alright reserved