(道化〜雑踏〜雪と砂)
☆ 苛立ちを 笑みに変えたり お笑いの ノリの軽さに 余計苛立ち
○ 道化師は 心の闇に 化粧して 笑いに替える 哀も怒りも
☆ 隠したる 素顔の色の 青白さ 仮面の下に 仮面を描き
○ 透き通る 仮面の下は 無表情 心は遠く 空のかなたへ
☆ こだまする 人のざわめき 騒音に 聴こえたる耳 ロバの耳かも
○ ざわめきの 中に聞こゆる その声に 振り向き見ても 風の吹くだけ
☆ 冬景色 いくど散りゆく 落ち葉かな 広かな模様 みちに描きて
○ 町の中 落ちた枯葉は 巻き上がり 白くかすんだ 空を彩る
☆ 慣れたみち 街路樹だけが 変わらずに 景色うつろい 時は戻らず
○ 風は吹き 過ぎさり時は 戻らずも 手をとり歩く 今も一緒に
☆ 君遥か 時は止まらず 乱れ雲 重ねて見るも 空は変わらず
○ 吹く風は 南の風も 木枯らしも この身をまかせ 空を漂う
☆ 消えゆかぬ 残り雲さえ 闇の中 影をどどめし 月の光に
○ いつの間に 風に流され 消えてゆく 砂上の足跡 雲の影かな
☆ 雪景色 山に広がる 木枯らしも 舞い散る雪を 静かに運び
○ さらさらと 風に吹かれて 流される 雪に見立てし 海の白砂
☆ 残光の 描く彩り 砂浜の 幻の雪 一瞬の夢
○ 陽炎の 揺らめく白き 砂の上 雪にみゆるは 夏の夢かな
このページの短歌一覧 ☆ 苛立ちを笑みに変えたりお笑いのノリの軽さに余計苛立ち ☆ ○ 道化師は心の闇に化粧して 笑いに替える哀も怒りも ○ ☆ 隠したる素顔の色の青白さ仮面の下に仮面を描き ☆ ○ 透き通る仮面の下は無表情 心は遠く空のかなたへ ○ ☆ こだまする人のざわめき騒音に聴こえたる耳ロバの耳かも ☆ ○ ざわめきの中に聞こゆるその声に 振り向き見ても風の吹くだけ ○ ☆ 冬景色いくど散りゆく落ち葉かな広かな模様みちに描きて ☆ ○ 町の中落ちた枯葉は巻き上がり 白くかすんだ空を彩る ○ ☆ 慣れたみち街路樹だけが変わらずに景色うつろい時は戻らず ☆ ○ 風は吹き過ぎさり時は戻らずも 手をとり歩く今も一緒に ○ ☆ 君遥か時は止まらず乱れ雲重ねて見るも空は変わらず ☆ ○ 吹く風は南の風も木枯らしも この身をまかせ空を漂う ○ ☆ 消えゆかぬ残り雲さえ闇の中影をどどめし月の光に ☆ ○ いつの間に風に流され消えてゆく 砂上の足跡雲の影かな ○ ☆ 雪景色山に広がる木枯らしも舞い散る雪を静かに運び ☆ ○ さらさらと風に吹かれて流される 雪に見立てし海の白砂 ○ ☆ 残光の描く彩り砂浜の幻の雪一瞬の夢 ☆ ○ 陽炎の揺らめく白き砂の上 雪にみゆるは夏の夢かな ○ IE 5.0動作確認(NSは不明)JavaScript使用 copyright masaping 2002 alright reserved