（さる〜小さき吾〜空）

○　何がすき？
　　　　テーブル越しに
　　　　　　訊く男
　　　同じものものほど
　　　　　　　飽きているのに

☆　同じもの
　　　　勝手に注文
　　　　　　しちゃうヤツ
　　　しかも割り勘
　　　　　　　見合いの席で

○　好きだから？
　　　　憎しみだから？
　　　　　　勘違い？
　　　どうかしたがる
　　　　　　　たとい罪でも

☆　自己嫌悪
　　　　小さき吾に
　　　　　　いやけさし
　　　猫なで声の
　　　　　　　なるままに啼き

○　漆黒の
　　　　闇に輝く
　　　　　　金の星
　　　強く光るも
　　　　　　　自ら光らず

☆　どうせなら
　　　　飲み込む先を
　　　　　　見せてほしい
　　　闇の世界も
　　　　　　　規律在るはず

☆　黒と白
　　　　隔てる世界
　　　　　　未知なるか
　　　暮らす大地は
　　　　　　　光に溢れ

○　混沌も
　　　　ひとつの秩序の
　　　　　　ありかたか
　　　光に影を
　　　　　　　闇に光を

○　人の手は
　　　　夜さえ光で
　　　　　　支配する
　　　闇の逃げ場は
　　　　　　　人の心か

☆　光すら
　　　　届く速度の
　　　　　　変わりしを
　　　たれそ夢にぞ
　　　　　　　描く宇宙（そら）にか

☆　呪われし
　　　　泉の畔
　　　　　　湧く水の
　　　濁りて枯れる
　　　　　　　希望の星さえ

○　宇宙（そら）に舞う
　　　　星は心の
　　　　　　きらめきと
　　　無限の闇に
　　　　　　　わが身を浮かべ

○　毒もまた
　　　　生きる上での
　　　　　　触媒と
　　　くろうて生きる
　　　　　　　朽ちるときまで
　　　・・・・・酸素のコトだったりして（笑）

☆　電算機
　　　　使って測る
　　　　　　宇宙（そら）の果て
　　　夢は数字と
　　　　　　　変わりて続く

☆　オゾン層
　　　　ぽっかり穴が
　　　　　　開いたなら
　　　宇宙身近に
　　　　　　　朽ちようみんなで・・