(落陽)
☆ 日没の 赤き夕陽は 吹き消され 不毛な大地に 我吸い込まれ
○ 砂浜も オレンジ色に 染め上げて 沈む夕陽は ほのかに熱く
☆ 一日の 終わりを告げる サンセット 黄金の波 静かに揺れて
○ 黄金の 波間に揺らめく 夜の影 静かに奏でる 潮騒の音
☆ 波しぶき 白く溢れて 黄昏に 濡れた砂に 溶ける足跡
○ 砂の上 波がさらって 足の跡 明日には再び 誰かの足跡
☆ 幾重にも 重なる波は 太古より 変わらぬ景色 彼の人見つめ
○ 波の下 時の流れは 違うのか たたずむ老人 浦島太郎か
☆ サンゴ礁 越えてしまえば 外海の 水の深きに 月さえ隠れ
○ 穏やかに 波は寄せるよ 海岸に 嵐が遠い海に あっても
☆ 風に揺れ スコールさえも 気まぐれに それでも沈む 夕陽は赤く
○ 西の空 赤く染め抜き 陽は沈む 東に紫 静かに滲む
☆ 変わらぬと 思えどそれは 瞬きの 縁(えにし)なるまま 睨む間もなく
○ そしてまた 西に夕陽は 沈みゆく たとえ昨日と 違って見えても
☆ 静止した 時間の行方 追い求め 光輝く 空は彼方へ
○ 水色と 赤の間に もゆる色 影に焼き付け 波にさらわる
☆ 薄闇に 今日の終わりを 告げる波 静かに溢れ 家路を歩き
このページの短歌一覧 ☆ 日没の赤き夕陽は吹き消され 不毛な大地に我吸い込まれ ☆ ○ 砂浜もオレンジ色に染め上げて 沈む夕陽はほのかに熱く ○ ☆ 一日の終わりを告げるサンセット黄金の波静かに揺れて ☆ ○ 黄金の波間に揺らめく夜の影 静かに奏でる潮騒の音 ○ ☆ 波しぶき白く溢れて黄昏に 濡れた砂に溶ける足跡 ☆ ○ 砂の上波がさらって足の跡 明日には再び誰かの足跡 ○ ☆ 幾重にも重なる波は太古より 変わらぬ景色彼の人見つめ ☆ ○ 波の下時の流れは違うのか たたずむ老人浦島太郎か ○ ☆ サンゴ礁越えてしまえば外海の 水の深きに月さえ隠れ ☆ ○ 穏やかに波は寄せるよ海岸に 嵐が遠い海にあっても ○ ☆ 風に揺れスコールさえも気まぐれに それでも沈む夕陽は赤く ☆ ○ 西の空赤く染め抜き陽は沈む 東に紫静かに滲む ○ ☆ 変わらぬと思えどそれは瞬きの 縁(えにし)なるまま睨む間もなく ☆ ○ そしてまた西に夕陽は沈みゆく たとえ昨日と違って見えても ○ ☆ 静止した時間の行方追い求め 光輝く空は彼方へ ☆ ○ 水色と赤の間にもゆる色影に焼き付け波にさらわる ○ ☆ 薄闇に今日の終わりを告げる波 静かに溢れ家路を歩き ☆ IE 5.0動作確認(NSは不明)JavaScript使用 copyright masaping 2002 alright reserved